トレーニングの進め方

当サイトの特徴

この章では英語トレーニング法の章で紹介した各トレーニングをどのようにコーディネートして、学習を進めていくかを具体的に示します。

当サイトで提案する英語学習・トレーニングの進め方は、おおまかに言うと、次のようになります。


1

中学レベルの英語で英語の回路を作る。

頭では十分にわかっている中学英語を肉体化して英語力の核を作ります。中学の英語テキストの音読パッケージ、中学文型の単文暗唱=瞬間英作文がトレーニングの中心メニューです。この段階の後期により高いレベルのテキストの精読や大学受験レベルの文法の概観をしておきます。

2

大学受験レベルの文法・構文をマスターし、精読で正確な読解と基本語彙を獲得する。

中学英語の音読パッケージを終えたら1. の時期の後半に精読を済ませたよりレベルの高いテキストを新たな音読パッケージの素材にします。また、文法問題集により文法をマスターしてしまいます。短文暗唱=瞬間英作文は中学英語を完成させた後、大学受験レベルの構文集や表現に富む短文集に移行します。

3

プレ多読の導入、ボキャビルの開始。

使用語彙制限がある本などでプレ多読を始めます。同時にボキャビルを開始し、一般の本、新聞、雑誌類を読む準備をします。音読パッケージや短文暗唱=瞬間英作文も継続していますが、英語回路は安定していますから、反復回数、サイクル数などは減ります。

4

学習期の終わり。
多読、リスニング、会話などで大量の英語に触れる。

ボキャビルで獲得した語彙力で一般の本、新聞、雑誌を多読。サイクル方式に音読パッケージも卒業。単文暗唱=瞬間英作文も必要に応じて。学習者用の素材を使う段階からさまざまな媒体や実際の会話で生の英語に触れ実践的に英語力を保持、向上していく段階に自然に移行していきます。

これはあくまでも大まかな道順ですので、標準ケース実例ケース目的・タイプ別ケースでより詳細な地図を紹介します。